【コラム】腰を伸ばすは間違い。

腰を伸ばすは間違い

Sさんという男性に腰痛をご相談いただきました。
腰をぐーっと伸ばした(腰を反らした)さいに、腰全体に痛みを感じるそうです。
Sさんのように腰を伸ばす動作で、痛みが起きる方はとても多いです。
ですが、この腰を伸ばすという動作を、しっかり考えてみると、実際は腰を伸ばしていません。
腰を伸ばすと言いながら、実際は腰を縮めています。
試しに腰をぐーっと伸ばしてみてください。
実際に伸びているのはお腹ですよね。
そして、腰はといえば縮まっています。
つまり、腰を伸ばすという動作は、腰を縮めて、お腹を伸ばす動作です。
それをふまえてSさんの腰痛を改めて考えてみると、腰を伸ばしたときに痛いのではなく、腰を縮めたときに痛みが起きています。
あるいは、お腹を伸ばしたときに痛みを感じています。
ですから、腰を伸ばす動作で痛みが起きる場合は、腰を伸ばせるようにではなく、腰を縮められるように整体をする必要があります。
または、お腹を伸ばせるように整体をしなければなりません。
それにしても、ややこしいですね。
腰を伸ばすと言いながら、実際は腰を縮めているなんて。
本当にややこしい言い方です。