【コラム】骨折の後遺症
骨折の後遺症
右手首の痛みでお悩みの男性にご来院いただきました。
半年ほど前に手首を骨折されましたが、治療は無事に済んで、骨はとっくにくっついています。
ところが、手首にまだ痛みが残っているそうです。
ざっくり言えば、骨折の後遺症があるということです。
実は、骨折するほどの衝撃を身体に受けると、その周囲にある軟部組織(筋肉)も、一緒に痛めていることがあります。
しかし、骨には治療を施しても、筋肉にはあまりアプローチしません。
筋肉を痛めたままですから、骨折が治っても、痛み(後遺症)が残るのです。
骨折の後遺症がある方は、お近くの整体院などで筋肉のケアをしてもらってください。
もしかしたら、症状が楽になるかもしれません。
ただし、強い力でグイグイ押すような施術は避けてください。
筋肉を痛めている状態というのは、こっているのではなく、怪我をしているのと同じです。
単にこっているだけならともかく、怪我した部分を強くグイグイ押すと、悪化してしまう可能性があります。
筋肉のケアは大切ですが、力加減には注意が必要です。