【コラム】ランナー膝の根本原因。

ランナー膝の根本原因

趣味でマラソンをされている方や、ジョギングをされている方に、よく膝の痛みをご相談いただきます。
いわゆるランナー膝というもので、腸脛靱帯炎ちょうけいじんたいえんともいわれたりします。
ランナー膝は膝の外側に痛みが起こりますが、そのほとんどが膝には原因がありません。
大腿筋膜張筋だいたいきんまくちょうきんという股関節にある筋肉が原因です。


走るという動作は、膝だけでなく、股関節も激しく動かします。
そのさいに股関節にある大腿筋膜張筋を痛めてしまいます。
また、大腿筋膜張筋は股関節の筋肉ですが、靭帯を介して膝の外側に繋がっています。
ですので、大腿筋膜張筋を痛めると、膝の外側に痛みが生じます。
これがランナー膝の仕組みです。
股関節の大腿筋膜張筋が原因で膝痛が起きていますので、いくら膝の整体をしても痛みは改善されません。
マラソンやジョギングをされている方で、膝の外側に痛みがある場合は、大腿筋膜張筋を疑ってみてください。ケアすると痛みが改善されるかもしれません。